石垣島でパイナップルを育てて60年。ひらくぼパイナップル農園の挑戦物語
こんにちは。ひらくぼパイナップル農園の山内です。
私たちは石垣島で家族3人で、ピーチパインやシークワサー、島らっきょう、さとうびきなどを育て、販売しています。
おそらく、このページを見てくださっているということは、あなたは
「スーパーで売られてるような海外産のパイナップルと、石垣島で育ったパイナップルは違うの?」
「食べたことないけど、パイナップルは美味しいのかな?酸味がすごそうだけど、甘いって本当?」
というお気持ちなのだと思います。
なぜ私たちひらくぼパイナップル農園が石垣島で育て、みなさまにお届けしている
『石垣島産ピーチパインの甘さ・美味しさ・香り』は、
最高品質だと自信をもっていえるのか?
私たちが自信をもってお届けできるパイナップルを作ることができるのは、これからお話する、5つのこだわりがあるからです。
おいしい作物を育て、お届けする。ゆずれない想い。
1. 60年以上の独自の経験から生まれた味わい。
私たちのパイナップルは、独自の肥料の使い分けと施肥タイミングで育てられています。
「施肥」とは、肥料を畑や作物にまく時期や頻度、量のことです。
かずおおじーは長年トライ&エラーを繰り返し経験を積み重ね、パイナップルに最適なバランスを追求し、さわやかでありながら濃厚で甘い味わいを実現しています。
一口食べれば、これまで食べたパイナップルとの違いに驚かれる方がほとんどです。
2. 安心安全な栽培
私たちは皆さまに安心して召し上がって頂くために、農薬を可能な限り減量し、有機肥料の割合を増やしています。
石垣島は亜熱帯地域で気温が高く雨も多いため、雑草がはえやすく、害虫も発生しやすいです。
雑草はできるだけ手作業で除去し、害虫も日ごろからよく観察し発生しないようにし、もし発生したとしても被害が広がる前に駆除することで、必要以上に多く使用しないようにしています。
私たちは自然と共存し、環境に配慮しながら品質を追求しています。
3. 日焼けや害鳥を防ぐネットカバーを畑全体に覆い、見た目もきれいなパイナップルを育てています。
パイナップルは南国の気候で育つ果実ですが、太陽の強い日差しにはとても弱く、すぐ果実の皮が日焼けして爛れて(ただれて)しまうんです。
そして、石垣島にもカラスがたくさんいます。
それはもうたくさんです。何百羽以上のカラスがパイナップルを狙います。
甘熟前だろうと彼らには関係ありません。
それを防ぐには物理的にパイナップルに近づけさせない、つつけないようにするしかありません。
通常はパイナップル一列ごとにネットを被せます。
私たちはパイナップルの実の日焼けと、害鳥被害を徹底的に防ぐため、畑全体をネットで覆っています。
それにより見た目も重視し、美しいパイナップルをお届けすることができるようになりました。
4 .芯止め作業を全てのパイナップルで行う
パイナップルは枝の先に実がなりはじめると、実と一緒に冠芽と呼ばれるパイナップルの上のクラウンの゙ような葉っぱ部分がどんどん成長して大きくなっていきます。
そのままだとその葉っぱ部分にせっかくの栄養が吸い取られ、果実に味がのらず、サイズも小さいままのパイナップルになってしまうんです。
そこで、収穫の1-2ヶ月前に「芯止め」という作業を行います。
料理の得意な方なら聞いたことあるでしょうか?キャベツなどの成長点につまようじやフォークなどを刺して、新鮮さを保つというあれと同様です。
葉っぱ部分の真ん中にある芯(成長点)をつぶし、葉っぱにそれ以上栄養がいかないようにすることができ、その分の栄養をまんべんなく果実の成長エネルギーにまわしてもらうんですね。
芯止めをするのとしないのとでは、甘さや大きさがまったく違うものになります!
5. 早朝収穫と、収穫後の丁寧な清掃処理
収穫は朝早くから始めます。太陽が登り時間が経つとパイナップルの実に熱がたまりあまり良くありません。そしてこれも重要ですが、収穫する人間の体力が真夏の石垣島の暑さでもちません…
昼前までには収穫が終わり、収穫後すぐに汚れを清掃します。
一つ一つのパイナップルを手で持ち、目で確認し、小さなほこりまで全てエアーで飛ばし、きれいに清掃します。
このままでももうお届けできる状態ではありますが、最後にもうひと手間あります。
芯止めを行ってもエネルギーの強いパイナップルは冠芽(上のクラウン葉)が多少大きくなっています。植物のエネルギーはすごいですね。
実と葉のバランスを見ながら、手で葉を抜き、形を整えて麗しい形にします(これは主観です笑)
6.全身全霊で取り組む
5つと言いながら6つ目ですが、お伝えしたいです。
私たちは植付けからお客様にお届けするまで、全身全霊でパイナップルに向き合っています。
当たり前のことですが、これを一番大切に作物と向き合い、お客様に感動と幸せな体験をして頂きたいと常日頃考えています。
当たり前のことですが、このことを一番大切に作物と向き合い、お客様に感動と幸せな体験をして頂きたいと常日頃考えています。